メチャメチャ久しぶりの小説ネタでございます!

img20071221.gif今回の1冊は・・以前に「過去最高に泣けた・・・」とご紹介した『終戦のローレライ』の作者でもある福井晴敏著『Twelve Y.O.』です!

この作品は第44回江戸川乱歩賞を受賞した福井晴敏のデビュー作であり、この後に続く『亡国のイージス』、『川の深さは』への序章となっている作品でもあります。(実際はこの作品の前に『川の深さは』は完成していたそうです・・)

物語は・・・訓練中の事故によりトラウマを抱え、空を飛べなくなってしまった自衛隊の元ヘリコプター・エリートパイロット・・・、しかし今はうだつの上がらない自衛隊の勧誘係である平貫太郎が、街で偶然(?)パイロット時代の恩人、東馬修一と出会ってしまったことから全てが始まります。

コンピューターウイルス『アポトーシスⅡ』って何?謎の兵器『ウルマ』って?・・・そして謎のテロリスト『12(トゥエルブ)』の正体は・・・?

沖縄を舞台に展開する、予想を超えた壮大なサスペンス?スペクタクル?
良く解からないけど、とにかく面白い!

・・・っという訳で、今回の福井晴敏著『Twelve Y.O.』は・・・『☆☆☆☆+0.5★』(☆4.5個)です!

あまり詳しいことは言えないけど・・「日本の平和とは何なのか!?」「日本はこれで良いのか!?」などと真面目な問題にも触れている、非常にメッセージ性の強い作品でした!